- てんこ
- I
てんこ【典故】よりどころとなる習わし。 典例と故実。IIてんこ【天鼓】(1)能の一。 四番目物。 世阿弥作。 少年に天から下された鼓を帝が望み, 拒む少年を呂水に沈めてこれを得るが, 鼓は打てども鳴らない。 ところが, 少年の父に打たせると妙音を発する。 帝は哀れを催して呂水のほとりで少年追善の管弦講を行うと, 少年の霊が現れ鼓を打つ。(2)人形浄瑠璃。 時代物。 近松門左衛門作。 1701年初演。 故三位富士丸の一人娘沢瀉(オモダカ)姫と家宝天鼓の鼓をめぐる物語。IIIてんこ【天鼓】天上に鳴るつづみ。 雷鳴。→ てんく(天鼓)IVてんこ【点呼】一人一人名を呼んで, 人員がそろっているかどうか調べること。
「人員を~する」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.